WAGO ワンタッチコネクタを使った電源配線

新商品の配線パーツ「WAGO ワンタッチコネクタ」を使えば、
ハンダ付けやビニールテープなどの加工が要らず
名前のとおりワンタッチで電源線を連結することができます。
今回はこのパーツを実際に使って様々に配線してみましょう。
コネクタを接続する ケーブルを延長・分岐する LEDマトリクスパネルの配線に利用する

コネクタを接続する


これが「WAGO ワンタッチコネクタ WF-3」です。
2cm四方の本体に3つのレバーと端子口があります。

レバーの手ごたえはかなり硬いです。
この丈夫なバネで電線を押さえつける構造です。

持ち上げきった位置でレバーは安定します。
降りるレバーの強烈な力で指を挟まないようご注意下さい。

接続したい電線の被覆を1cmほどむいておき、
奥までしっかり差し込んでからレバーを下げます。

電線がしっかり挟み込まれているかどうか、
ためしに強く引っ張って確かめます。

同様に、接続したい別の電線を別の端子に固定します。
3つの端子は中でつながっています。

コネクタはかなりしっかり固定されますので、
配線付きテープLEDなどの接続にご使用いただけます。

コネクタ自身の定格は300V/20Aですので、
電源を問わずどのようなモジュールにも応用できます。
ごく単純な配線ならば電源線で悩むこともあまりありませんが、
接続・配線の取り回しが大掛かりになってくると
長さを確かめながらの試行錯誤が増えてきますので、
「とりあえず仮留めして、うまくいったらそのまま使う」
といった使い方が出来るワンタッチコネクタは大変重宝します。

ただ、レバーの下がるときの勢いがネズミ捕りのように強烈なので
指先の肉を挟まないようにだけ念のためご注意ください。
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ケーブルを延長・分岐する


3つの端子口の構造は同じですので、
あまり考えずに自由に接続してもかまいません。

芯が細ければ、より合わせて1端子に接続できます。
この例では2×2の4分岐を作成しています。

分岐しながら延長もしたいというケースでは、
両端に主線を引いて中央を枝線にすると良いでしょう。

そうすると同じユニットを簡単に数珠つなぎ出来ます。
主線には、電流値に応じて太めの電線をご使用ください。
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LEDマトリクスパネルの配線に利用する


LEDマトリクスパネルには電源コードが付属しますが、
何枚も並べるには長さが若干不足してきます。

延長するために電源コードを思い切って切断します。
Y字端子を再び使えるように、少し長めに残しましょう。

LEDパネルは電流が多く流れるので2本並行しています。
切り口の被覆をそれぞれ1cmほどむいておきます。

むいた被覆を、赤同士・黒同士でより合わせます。
直角にかまえてねじり込むと、丈夫によれます。

より合わせた電線とY字端子をコネクタでつなぎます。
これで、いつでも元通りに使えて延長も可能になりました。

追加するパネルがあと2枚ほどしかなければ、
空いている1端子に突っ込んで分岐させれば良いでしょう。

大量につなぐ場合は、主線-枝線スタイルが良いでしょう。
中央をパネル用の端子にして、両端を渡らせます。

分岐すればするほど主線にかかる電流は多くなりますので、
電線の容量をみて2~3分岐程度にしておきましょう。
LEDマトリクスパネルで大画面のデジタル看板を作るのは簡単ですが、
その電源線をまとめていく作業がけっこう手間だったりします。
WAGO ワンタッチコネクタならすぐ試せて簡単にやり直せるので、
あまり考えずに足したり切り詰めたりすることができます。
パネル作成用に限らず、何個か常備しておくと大変役立つパーツだと思います。
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